*睡眠と新陳代謝を考えた-快眠安眠のすすめ*
睡眠と新陳代謝
新陳代謝が高いほど睡眠時間が長くなる傾向にあります。基礎代謝とは、生命維持のために最低限必要なエネルギー量で、1日に消費する総カロリーの70%前後を占めるのです。 その中で筋肉が49%近くを占め、基礎代謝量は筋肉量に比例するのです。
基礎代謝量が高いことが筋肉量に比例し睡眠時間が長いといえます。 筋肉量が多いほど睡眠時間が長いといいかえる事もできます。 筋肉は体を動かすエンジンで、日中の活動量が多いことの証です。
それだけ長い睡眠時間が必要なわけです。 運動不足や30代以降、筋肉は1%ずつ減り、基礎代謝も低下することになります。
運動で筋肉と基礎代謝量を維持することで、質の高い睡眠のための条件になります。また、眠りには、筋肉量による基礎代謝量をアップを助ける働きがあり、深い眠りのときの成長ホルモンが分泌され、筋肉を作るたんぱく質への合成する過程を助けるのです。
寝不足でなくとも、昼食後に眠気に襲われることはよくあ ります。
食事は消化吸収のため、血液が消化管に集まり脳の血流不足が おきる眠くなるというのは間違いで、脳には安静時に15%の血液が供給されています。
運動時には80%が筋肉と皮膚に集中して いて、脳には14%の血液が配分されるので、食事をしたぐらいでは、脳は血液不足にはならにということです。
昼食後の眠気の仕掛け人は脳内ある体内時計
眠気の最大のピークは午前2~4時、その12時間前の午後2~4時にもうひとつの眠気のピークが訪れ るようにセットされているからです。
人間発祥の地アフリカ大陸の熱帯地方の環境に起因しているとか。日中の暑い直射日光を避 け木陰で眠り、体力の消耗を避ける説です。
体内時計の指示に従い、この時間帯で、20分ほどの昼寝をすると疲れが取れ心身のリフレッシュになり、集中力や作業効率が上がるといわれています。20分以上眠ると、深いノンレム睡眠にはいり、寝起きが悪 くなり長い昼寝は、夜の睡眠をを妨げることになります。