睡眠不足と高血圧・糖尿病

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睡眠不足と高血圧・糖尿病

*睡眠不足と高血圧・糖尿病-快眠安眠のすすめ*

睡眠不足と高血圧・糖尿病睡眠不足は血圧が上がり高血圧に
 午前2時に最も血管が拡張されている研究結果もあるようです。

 睡眠不足が続くと睡眠中も交感神経系が優位な傾向が続くために副交感神経系が十分に働く時間がとれず、血管がリフレッシュしにくくなってしまいます。

 また、睡眠不足は腎臓での血圧調整にも影響を及ぼし、血圧が高くなる傾向になります。 入眠障害のある人や中途覚醒のある人の役4割は高血圧があるようです。

 睡眠が足りなかった翌日は1日中、血圧が高い傾向にあるといわれています。また、睡眠時間が長く手も短くても高血圧を発症するリスクが高まるようです。

 高血圧患者の3から5割りの人は不眠を訴えるとの報告もあるようです。睡眠中にも高血圧患者では交感神経が優位な傾向になり十分な睡眠が得られないとみられています。

 夜間に血圧が下がらない夜間高血圧は普通の高血圧より発見しにくく、厄介です。 夜間に高血圧があると脳梗塞などのリスクが4倍も高くなるといわれていて注意が必要です。

 また、睡眠中には血中の酸化ストレス物質が低下するのですが、十分に低下しない状況になり、ますます血管を傷つける要因になります。

 


睡眠不足と糖尿病
 食物からブドウ糖を得て体のエネルギー源のとして生活をしていますが、血中のブドウ糖を細胞に取り込んで利用していると共に、余分なブドウ糖を脂肪に変換して血糖を下げるのが、インシュリンホルモンの働きです。糖尿病はこのホルモンの働きがうまく働かなくなり、高血糖を引き起こします。

 睡眠不足の状況では朝起きてからの耐糖能が低下してしまうことが明らかになりました。インスリンホルモンの作用受ける細胞の感受性が低下して脳内の糖代謝の減少を現すグルコース感受性も低下してしまいます。ここれには成長ホルモンやコルチゾールなどの多 くのホルモン分泌が関与していると考えられます。

 睡眠時間が長くても短くてもリスクが高まるようです。糖尿病の患者さんの50%以上は、不眠を訴えるという報告があるようです。

 糖尿病による途中覚醒は糖尿病性神経障害のある患者さんは、夜間でも手足がしびれたり痛んだりするため、熟睡が出来にくいようです。

睡眠と肥満
 空腹感が続き食べすぎを招きやすくなります。
 睡眠不足でやせられる・・・?と誤った話を耳にします。 これはまったく逆で睡眠不足が続くと肥満傾向になることが多くの研究で報告されています。

 睡眠不足が続くと、日中、食欲抑制をするレプチンという物質が減少し、食欲を増進する物質グレリンが増加してしまいます。 一日中空腹感と食欲増進が続き食べ過ぎてしまうために肥満や糖尿病を招く結果になるようです。

 睡眠時間が短いか、レム睡眠が極端に短い子供では、総でない子供より2~3倍の肥満のリスクが高くなることが報告されています。 肥満の人の場合、閉鎖性睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まるため要注意です。

睡眠不足で内分泌調整などが出来なくなる睡眠と、内分泌にも深い関係が あります。
 成長ホルモンは眠り始めの深いノンレム睡眠中に最も分泌されます。子供の成長に直接影響しますが、大人にも分泌されていて、細胞の修復や補充などの役 割持っていて、睡眠が十分取れない閉塞性睡眠時無呼吸症候群の子供では、成長ホルモンが十分に分泌されるず、同年代の子供よりも小さくなります。

 病原体やがん細胞を攻撃する免疫システムの働きが活発になることで、深いノンレム睡眠が増えることが分かっています。 かぜをひいたときに眠くなり、良く眠ることで回復が早まるのはこのためです。 

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