*睡眠時間と寿命を考えた-快眠安眠のすすめ*
睡眠時間と寿命
健康のためにあなたは何時間くらいの睡眠時間で、毎日を送れると思えますか?
一般的に 「8時間」と考えている方が多いようですが、実はそうでもなさそうです。
睡眠時間と寿命の関係は、1980年代にアメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、予想外の結果が出ました。
1日に6.5~7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にありました。
特に長く眠っているほうが問題で、7.5~8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5~7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしました。 こんな睡眠時間と寿命との関係が分かってきました。
では、全く眠らないでいると、どうなるのでしょうか?
動物実験では、眠らない時間が長くなると、全ての動物が死んでしまいました。 人間では命の危険があるため、そこまでの実験はできませんが、不眠の記録は残っています。
脳の状態絵では、
あらゆる情報を処理するたくさんの神経 細胞が存在しているのですが、こ れら神経細胞が傷ついたり細胞が死んでしまうそうです。 そして、特に大脳の神経細胞のダメージが大きいようです。
体はあまり動かずに横になっていれば、疲労を回復することができます。 でも、脳は、起きている限りずっと働き続けているので、傷ついたり壊れていってしまうのです。
睡眠が浅かったり、不眠の程度で脳が破壊される事はないといわれていますが、しかしながらより良い睡眠を取ることはとても大切です。
睡眠時間と寿命の関係から、睡眠というのは人が生きていくためには必要不可欠なものです。睡眠時間も質の悪い睡眠を続ければ、 健康への悪影響が出ることも十分考えられることです。